こんにちは。ワインノオト運営者で、現役ソムリエの「まさ」です。
安心院(あじむ)ワインが、『マツコの知らない世界』で紹介されたのを見て、「あのワイン、いったい何だったんだろう?」「そんなにおいしいのかな?」と気になっているのではないでしょうか。
2018年の放送からかなりの時間が経っているのに、今でもこうして検索され続けるなんて、本当にすごいことです。それだけ、あの日の放送のインパクトが強かったんだなと思います。
ただ、いざ安心院ワインを調べ始めると、番組で紹介された「シャルドネ・リザーブ」という銘柄以外にも、同じく人気の「アルバリーニョ」や甘口の「ナイアガラ」、あるいは本格的な「スパークリング」など、いろいろな種類があって、「結局、マツコが絶賛したのはどれ?」「自分はどれを買えばいいの?」と迷ってしまうかもしれません。
また、実際の「口コミ」や「値段」、そして「どこで買えるのか」、もしかしたら「ふるさと納税」の返礼品にあるのかな、といった具体的な情報も知りたいですよね。

- 日本ソムリエ協会認定の現役ソムリエ
- 現役バーテンダーでもあるお酒のプロ
- 家飲みでいかにワインをおいしく楽しむか探求中
- 独自に評価基準を設定しプロ目線でワインを評価
この記事では、現役ソムリエの私が、安心院ワインの魅力と、『マツコの知らない世界』で絶賛された背景、そして今、あなたが買うべき「本命」の一本(特にシャルドネ・リザーブ)について、その実力と楽しみ方を徹底的に解説していきます。この記事を読めば、あなたの疑問はすべて解決するはずです。
- 『マツコの知らない世界』の放送内容と絶賛の理由がわかる
- 番組で絶賛された本命「シャルドネ・リザーブ」の魅力と実力
- 他の人気銘柄(アルバリーニョ、ナイアガラ等)との違い
- 失敗しない購入方法やお得なふるさと納税情報
| おすすめする人 | おすすめしない人 |
|---|---|
| ・とにかく「濃厚でリッチ」な白ワインが好きな人 ・「香りが華やかなワイン」をゆっくり楽しみたい人 ・テレビで話題になった「あの味」を体験したい人 | ・「スッキリ・キリッと系」の辛口が好きな人 ・デイリーワイン(普段飲み)を探している人 ・繊細な和食や刺身と合わせたい人 (ワインの個性(樽の香りや濃厚さ)が非常に強め) |
\『神の雫』原作者のお墨付き/
安心院ワイン|「マツコの知らない世界」で神の雫の原作者が紹介するレベル

2018年6月頃でしたか、あの『マツコの知らない世界』で安心院ワインが紹介された時は、本当に衝撃が走りました。ただでさえ影響力の大きい番組で、「マツコ売れ」という言葉があるほどなのに、その日のプレゼンターが、あの『神の雫』の原作者、亜樹直(あぎ ただし)さんだったんですから。
『神の雫』といえば、作中で紹介された無名のワインが、翌日には世界中で価格が高騰するほどの絶大な影響力を持つ作品です。その作者が選んだワインとなれば、注目度が違います。
このセクションでは、その歴史的な放送内容と、話題の中心となったワインたちを、ソムリエ目線で詳しく見ていきましょう。
他にも、日本のおいしいワインが知りたいという方は、下記の記事もぜひ参考になさってください。
「マツコの知らない世界」で紹介

安心院ワインが全国的にブレイクするきっかけとなったのは、2018年6月頃に放送されたTBS系列の人気番組『マツコの知らない世界』の「日本ワインの世界」特集でした。
この放送で安心院ワインが一夜にしてブレイクしたのはなぜか。それは、強力な「二重の権威性」が働いたからだと私は分析しています。
1. トップインフルエンサー「マツコ・デラックス」氏の承認
番組ホストであるマツコ・デラックスさんは、日本で最も影響力のあるオピニオンリーダーの一人です。マツコ氏が番組で「おいしい」と認めた商品は、放送直後から品切れが続出する「マツコ売れ」という社会現象を何度も巻き起こしてきました。
そのマツコ氏が、安心院ワインをテイスティングし、その品質を認めた。これが一つ目の大きな力です。
2. 最高権威の専門家「亜樹直氏」の選定
そして、この放送回でより重要だったのが、プレゼンターです。登場したのは、世界的なワインブームを巻き起こした漫画『神の雫』の原作者、亜樹直氏。彼らは、作中で取り上げたワインの価格を世界中で高騰させるなど、ワイン市場そのものに現実的な影響を与えてきた、まさにワイン業界の最高権威の一人です。
その亜樹直氏が、「日本ワイン7選」という厳選されたリストの一つとして、安心院ワインを選定し、マツコ氏に推薦したわけです。
「専門家(亜樹直氏)による選定」と「トップインフルエンサー(マツコ氏)による承認」。この二重の権威性が組み合わさった結果、安心院ワインは単なる「テレビで紹介された流行りもの」を超え、「専門家が選び、マツコも認めた本物の逸品」として、爆発的なヒットにつながりました。
品質の土台:「いいちこ」の三和酒類
そして、このブームが一時的なもので終わらなかった最大の理由。それは、ワイナリーが持つ「本物の実力」です。
この安心院葡萄酒工房の運営母体は、なんとあの国民的な麦焼酎「いいちこ」で有名な三和酒類株式会社なんです。
焼酎造りで培われた高度な発酵・醸造技術と、しっかりとした資本力。これらが土台にあるからこそ、手間とコストのかかる高品質なワイン造りが可能になり、ブームのきっかけとなった「品質」を支えているんですね。
ワイン初心者の方でも、「あの『いいちこ』の会社が造ってるんだ」と聞くと、なんだか安心感がありませんか?
【シャルドネ・リザーブ】とは?基本情報

数ある安心院ワインの中で、番組で亜樹直氏がマツコさんに推薦し、テイスティングされた「本命」のワインが、この「安心院ワイン シャルドネ ・リザーブ」です。
これは、安心院葡萄酒工房の白ワインにおける最上位、フラッグシップ(最上級品)の一つと言える特別な一本ですね。
今回ご紹介する2023年ヴィンテージの基本情報を、まずは一覧表にまとめます。
| 項目 | 基本情報 |
|---|---|
| タイプ | 辛口・白ワイン |
| テイスト | 濃厚な辛口(フルボディ) |
| 今回のヴィンテージ | 2023年 |
| 外観 | 輝きのある濃い黄金色 |
| 生産地 | 日本 / 大分県宇佐市安心院町 |
| 生産者 | 安心院葡萄酒工房(三和酒類株式会社) |
| ブドウ品種 | シャルドネ 100%(安心院産) |
| アルコール度数 | 13.0% |
| 製法 | 新樽100%を使用し、樽の中で発酵(樽発酵)させ、そのまま約7ヶ月熟成(樽貯蔵) |
| 価格目安 | 4,333円(税込) |
※アルコール度数や価格は、ヴィンテージや販売店によって変動する可能性があります。ご購入の際は最新の情報をご確認ください。
このワインの香りは、桃、ライチ、熟したパイナップルのようなトロピカルフルーツの香りと、ミルキーでバニラ、ココナッツのような非常に強く、甘く香ばしい樽の香りが特徴です。
味わいは、酸は穏やかで、口当たりはしっとりとなめらか。テーブル情報にある通りアルコール度数は13.0%としっかりあり、それに伴うボリューム感とリッチな味わいが楽しめます。
「シャルドネ・リザーブ」のポイント:贅沢な「樽」の使い方
このワインの最大の特徴であり、あの濃厚な味わいの秘密は、上記の表の「製法」欄にある2つのキーワードに集約されています。
1. 新樽100%の贅沢なこだわり
このワインの熟成には、「新樽(=一度も使っていない新品のオーク樽)」だけを100%使用しています。
ワイン用のオーク樽は非常に高価(1個あたり十数万円することも)で、何度も繰り返し使うのが普通です。それを惜しげもなく「新品」だけを使うのは、非常にコストのかかる贅沢な造り方なんです。
なぜなら、新品の樽ほど、バニラやココナッツ、トーストのような香ばしい風味を強くワインに与えることができるから。このシャルドネ・リザーブの豊かな香りは、この贅沢な製法から生まれているんですね。
2. 樽発酵・樽貯蔵(約7ヶ月)
さらにすごいのは、ステンレスタンクで発酵させてから樽に移すのではなく、最初から樽の中で果汁を発酵させる「樽発酵」を行っている点です。
これにより、ぶどうが本来持つ果実の風味と、樽から溶け出す風味が発酵段階から一体化し、より複雑でなめらかな、深みのある味わいになります。その後、そのまま約7ヶ月間、樽の中で熟成(樽貯蔵)させることで、あのリッチな味わいが完成するわけです。
この「新樽100%」と「樽発酵・樽貯蔵」という、手間とコストを惜しまない製法こそが、番組で亜樹直氏やマツコ氏を唸らせた「日本ワインの実力」の正体なんですね。
ソムリエのテイスティング評価【総合評価4.0点(5点満点)】

では、現役ソムリエである私が、この「安心院ワイン シャルドネ・リザーブ」をテイスティングした際の評価を、独自評価基準の項目に分けた採点表でご紹介します。
このワインの「濃厚さ」「リッチさ」が点数にもはっきり表れているかなと思います。ぜひ参考にしてみてください。
| 項目 | 評価点数(5点満点) | ソムリエ「まさ」のコメント |
|---|---|---|
| Body(ボディ) | 4.5点 | 濃厚でリッチ。日本ワインとは思えない厚みと、しっとりとした口当たりが素晴らしいですね。 |
| Sweetness(甘味) | 2.0点 | 区分は辛口です。ただ、完熟パイナップルのような果実味と樽のバニラ香で、非常にリッチで「甘い印象」を受けます。 |
| Acidity(酸味) | 3.0点 | 酸味はとても穏やか。キリッとしているというより、全体の濃厚な味わいを下支えする、しっとりとした酸ですね。 |
| Alcohol(アルコール感) | 4.0点 | 13%台としっかり。味わいに飲みごたえ(ボリューム感)を与えていますが、口当たりがなめらかなのでアルコールのトゲトゲしさはありません。 |
| Complexity(複雑さ) | 4.5点 | 完熟フルーツと、新樽100%由来のバニラ、バター、ナッツの香りが何層にも重なっていて、非常に複雑でリッチです。 |
| Aroma(香りの強さ) | 5.0点 | 香りの強さは圧倒的です。グラスに注ぐと、バニラやココナッツ、熟したパイナップルの香りが部屋に広がるほどですね。 |
| Finish(余韻の長さ) | 4.0点 | 濃厚なバニラと香ばしいトーストのような香りが、長く口の中に残ります。とても贅沢な余韻だと思います。 |
| 【総合評価】 | 4.0点 | (合計 27.0点 ÷ 7項目 = 3.85… → 4.0点) |
「Aroma(香りの強さ)」と「Body(ボディ)」、「Complexity(複雑さ)」が突出して高い点数になりました。まさに「香りで飲む」、リッチでパワフルなワインだということが客観的にも分かりますね。
一方で酸味は穏やかなので、この点数が「濃厚な白ワインが好きか、スッキリ系が好きか」の好みの分かれ目にもなりそうです。
ソムリエ目線の総評コメント(感覚的な評価)
上の評価表は分析的な評価ですが、私がソムリエとして、そして一人のワイン好きとして感じた「率直な感想」は、「これが日本のシャルドネか…!」という驚きに尽きますね。
まず感じるのは、やはり評価表の点数(Aroma: 5.0点)にも表れている「圧倒的な樽の存在感」です。新樽100%と聞いて想像する通りの、グラスを近づけただけで立ち上る、バニラ、バター、ローストしたナッツやココナッツのような、非常にリッチで甘く香ばしい香りが前面に出ています。
ですが、すごいのは「樽の香りに負けていない」こと。その奥から、完熟した黄桃やパイナップルのような、凝縮感のあるトロピカルフルーツの果実味もしっかりと主張してきます。この「樽」と「果実味」の力強いバランスが、このワインの真骨頂ですね。
口当たりは非常になめらかでリッチ(Body: 4.5点)。アルコールのボリューム感も相まって、飲みごたえは抜群です。スタイルとしては、フランスの「シャブリ」のようなキリッとしたミネラル系とは対極で、「カリフォルニアの高級シャルドネ(ナパ・ヴァレーなど)」に通じるパワフルなスタイルかなと思います。
酸味は比較的穏やか(Acidity: 3.0点)なので、濃厚でコクのあるパワフルな白ワインが好きな方に、ドンピシャでハマる味わいですね。
客観的な評価(受賞歴など)もトップクラス
私の主観的な評価だけでなく、このワイナリーのシャルドネは客観的な評価も非常に高いです。
たとえば、このリザーブとは別の畑(イモリ谷)のシャルドネですが、世界最大級のワインコンクール「デキャンタ・ワールド・ワイン・アワード(DWWA) 2024」で銀賞を受賞するなど、ワイナリー全体としてシャルドネの品質が世界レベルで認められています。
『神の雫』の亜樹直氏が「日本ワイン7選」の一つとして選んだのも、納得の実力というわけですね。
【シャルドネ・リザーブ】の口コミと評判
では、実際にこのワインを購入して飲んだ方々の反応はどうでしょうか?SNS上の口コミ、レビューを調べてみました。
高評価な口コミでは、「樽香がきいている」「濃厚でおいしい」「飲みやすい」といった、シャルドネ・リザーブの豊かな香りと濃厚な味わいを絶賛する声が圧倒的に多いです。
一方で、少数ですが「おいしくない」「感動はない」といった感想を持つ方もいらっしゃるようです。これは悪評というよりは、まさにこのワインの「個性」(新樽100%のパワフルさ)を正確に表している口コミだと思います。
これらの口コミから分かるのは、このワインが「キンキンに冷やしてゴクゴク飲む」タイプの白ワインではなく、「しっかりとした料理と合わせて、香りやコクをゆっくり楽しむ」ためのワインだということ。
まさに、リッチでパワフルな白ワインが好きな方には、たまらない一本だと言えそうですね。
アルバリーニョも放送後に完売

番組で本命の「シャルドネ・リザーブ」が瞬時に完売した後、次に注目が集まったのがこの「アルバリーニョ」です。
「マツコが紹介した”安心院の白ワイン”」として、代替品を探した視聴者の需要が集中し、こちらも1年間欠品するほどの人気になりました。シャルドネ・リザーブとは全く違う魅力を持つ、安心院ワインのもう一つの柱ですね。
ただ、いざ「アルバリーニョ」を買おうとすると、「大見尾(おおみお)」「矢津(やづ)」「下毛(しもげ)」といった、ラベルに畑の名前が書かれたものがあり、「一体どれを選べばいいの?」と迷ってしまうかもしれません。
これは、ワイン好きにとっては非常にワクワクするポイントです。ソムリエの私が、その違いを解説しますね。
日本では、「ドメーヌ・タカヒコ」のピノ・ノワールも手に入りにくく、見つけたらぜひ買っておきたいワインとしておすすめです。詳しくは、» ドメーヌ・タカヒコ|ナナツモリ ピノ・ノワールの値段と販売時期は?の記事をご覧ください。
違いは「畑の個性(テロワール)」
これらは「単一畑(シングルヴィンヤード)」と呼ばれるシリーズで、安心院町の中にある、土壌や日当たり、風通しが異なる3つの「畑」で獲れたブドウを、それぞれ別々に醸造したものです。
「今日はこの畑のブドウの個性を楽しんでください」という、ワイナリーからの挑戦状のようなワインですね。大まかな特徴は以下のようになります。
- 「矢津(やづ)」ヴィンヤード
インプットしたデータベースにも「矢津 3,801円」とあるように、しばしば特別に扱われる畑です。特徴は、最もキリッとした酸味と、豊富なミネラル感。まるでライムやスダチのような柑橘系の香りが際立ち、非常にシャープで硬質な印象を受けます。安心院アルバリーニョの「爽やかさ」を一番体現しているのは、この「矢津」かもしれません。 - 「大見尾(おおみお)」ヴィンヤード
「矢津」とは対照的に、3つの中で最も果実味豊かで、ふくよかなスタイルになりやすいと言われています。もちろん酸味はありますが、シャープさよりは、白桃やアプリコットのようなストーンフルーツの香りが立ち、口当たりがまろやかになる傾向があります。 - 「下毛(しもげ)」ヴィンヤード
「矢津」のミネラル感と、「大見尾」の果実味の、ちょうど中間的な「バランス型」と表現されることが多いですね。柑橘系の香りと穏やかな果実味、そしてキレイな酸が上品にまとまっています。
※これらはあくまで一般的な傾向です。その年の天候(ヴィンヤード)によって、味わいの強弱やバランスは毎年変化します。
ソムリエ「まさ」流:アルバリーニョの選び方
「マニアックで決められない!」という方のために、簡単な選び方ガイドです。
- キリッとシャープな辛口が飲みたい気分なら
→ 迷わず「矢津(やづ)」を選んでください。生牡蠣やカルパッチョとの相性は抜群です。 - 酸っぱいのは苦手。でも爽やかさは欲しいなら
→ 「大見尾(おおみお)」がおすすめです。ふくよかな果実味が、酸味を優しく包み込んでいます。 - 迷ったら、まずはバランスの良いタイプから
→ 「下毛(しもげ)」を選ぶか、もし畑の名前が書かれていない(複数の畑をブレンドした)スタンダードな「安心院ワイン アルバリーニョ」があれば、それが最もバランスの取れた味わいです。
そして、もちろんこの「アルバリーニョ」も、客観的な実力は折り紙付きです。スタンダードなものでも「日本ワインコンクール 2022」で【金賞】を受賞しており、その品質の高さが証明されています。
SNSなどでの口コミも、その人気と実力を裏付けています。
ただし、覚えておいてほしいのは、これら3種類の畑がどれだけ違っても、「シャルドネ・リザーブ」とは根本的にスタイルが違うということです。
【再確認】シャルドネ・リザーブとアルバリーニョの違い
- シャルドネ・リザーブ: 濃厚・リッチ・パワフル。新樽100%のバニラ香。クリーム系の料理と。
- アルバリーニョ(全種共通): 爽やか・ミネラリー・キリッとした酸味。柑橘と潮の香り。魚介類と。
どちらも素晴らしいワインですが、タイプは正反対。ご自身の好みや、その日の料理に合わせて選ぶのが良いかなと思います。
\売り切れ必至!在庫があるうちに/
甘口のナイアガラも人気

シャルドネやアルバリーニョのような本格的な辛口とは別に、もう一つ、「マツコ」というキーワードと共によく売れているのが、この「安心院ワイン ナイアガラ」です。
番組で直接テイスティングされたわけではありませんが、ナイアガラもぜひ味わってほしいです。
デイリーワインの甘口をお探しの方は、» スーパーで初心者が飲みやすい甘口ワインの選び方とおすすめ11選の記事が参考になると思うので、ぜひご覧ください。
「マツコで絶賛」のカラクリとは?
なぜ、安心院ワインは次々に売れていくのか?これは、いわゆる「ハロー効果(後光効果)」です。
番組で「安心院葡萄酒工房」というワイナリー自体の知名度とブランド価値が爆発的に上がりました。その結果、小売店やECサイトが、ワイナリーの看板商品の一つである「ナイアガラ」を販売する際に、「マツコの知らない世界で絶賛された(ワイナリーの)人気ワイン」といったキャッチコピーを付けて販売したんです。
決して間違いではないんですが、視聴者からすると「マツコが飲んだ甘口ワイン」と誤解してしまう可能性もありますよね。これが、ナイアガラも一緒に人気が出た理由です。
ナイアガラってどんなワイン?
- タイプ: 甘口・白ワイン
- ぶどう: ナイアガラ種(北米原産で、生食用のぶどうジュースなどにも使われます)
- 味わい: マスカットやキャンディ、ぶどうジュースのような、非常に華やかで芳醇な甘い香りが最大の特徴です。味わいも、その香りを裏切らないフルーティーで分かりやすい甘口。
選ぶときの注意点
「ワインは渋いし酸っぱいから苦手…」という方や、お酒を飲み慣れていない方には、このナイアガラはジュース感覚で楽しめると絶大な人気を誇ります。
ただし、番組で紹介された「シャルドネ・リザーブ」(濃厚辛口)とは全くタイプが違うので、「マツコが飲んだあのリッチな味」を求めている方は、間違えないように注意が必要ですね。
\ワイン初心者に最適な一本/
スパークリングも高評価

ナイアガラと同様に、「マツコで話題のワイナリー」の代表作として、非常に人気が高く、そして実力が飛び抜けて高いのが、この「安心院スパークリングワイン」です。
はっきり言って、これは「ついでに人気が出た」レベルのワインではありません。安心院葡萄酒工房の実力を示す、もう一つの「本命」と言ってもいい、とんでもない一本なんです。
製法:シャンパーニュと同じ「瓶内二次発酵」
このスパークリングワインの凄さは、まずその製法にあります。安価なスパークリングワインが大きなタンクでまとめて発酵させるのに対し、このワインはシャンパーニュ(フランスのシャンパン)と全く同じ「瓶内二次発酵」という伝統的な製法で造られています。
これは、瓶の中でワインを二次発酵させ、酵母(オリ)と共に長期間(安心院は3年以上!)熟成させる、非常に手間とコストのかかる製法です。この製法によって、機械では造れない「きめ細かく、長く立ち上る美しい泡」と、パンやトーストのような香ばしい、複雑な香りが生まれるんです。
受賞歴:国内外で証明された「本物の実力」
その実力は、客観的な評価が物語っています。
- 日本ワインコンクール 2022: なんと【金賞】および【部門最高賞】を受賞。これは、数ある日本のスパークリングワインの中で「日本一」に選ばれたことを意味します。
- 国際評価: さらに、世界最大級のワインコンペティションである「デキャンタ・ワールド・ワイン・アワード(DWWA)」でも、2024年に銀賞を受賞するなど、その品質は世界標準でも高く評価されています。(出典:Decanter World Wine Awards 2024公式サイト)
マツコさんの番組でワイナリーを知った方が、お祝いの日や記念日のために「どうせなら良いものを」とこのスパークリングを選び、その本格的な味わいに驚く…という、素晴らしい循環が生まれているんですね。
\売り切れ必至!在庫があるうちに/
安心院ワイン|「マツコの知らない世界」放送後の影響と注目の銘柄

『マツコの知らない世界』での紹介は、安心院ワインのラインナップ全体に、一過性のブームを超えた「定番の人気」という大きな影響を与えました。放送から数年経った今も、その人気は衰えを知りません。
ここでは、結局どれを買えばいいのか、そして最もお得な買い方まで、ソムリエ目線で徹底的にガイドしていきます。
安心院ワインは、やはり「シャルドネ・リザーブ」がおすすめ

『マツコの知らない世界』の放送(2018年)後に、その「ハロー効果」で特に人気が急上昇したという情報があるのは、今回ご紹介した以下の銘柄です。
※ハロー効果:ある対象を評価するとき、その一部の特徴的な印象に引きずられて、全体の評価をしてしまう効果のこと。
- ・アルバリーニョ(シャルドネ・リザーブの代替品として連鎖的に完売)
- ・ナイアガラ(甘口)(「マツコで絶賛のワイナリー」として人気に)
- ・スパークリングワイン(ワイナリーの代表作として人気に)
コンクールで最高賞をとった『スパークリング』、同じく金賞の『アルバリーニョ』、そして大人気の甘口『ナイアガラ』はどれも本当に個性的で、安心院葡萄酒工房の実力を示す銘柄ばかりです。
ですが、もしあなたが「『マツコの知らない世界』を観て興味を持った」という方なら、私はソムリエとして、やはり「安心院ワイン シャルドネ リザーブ」を最初の一本として強くおすすめします。
なぜなら、他の銘柄がどれだけ素晴らしくても、あの放送でマツコ氏が驚き、亜樹直氏が「日本ワインの実力」として提示した「衝撃」そのものは、このシャルドネ・リザーブでしか体験できないからです。
ソムリエとしてシャルドネ・リザーブを推す3つの理由
- 理由1: あの日の「驚き」を追体験できる唯一のワインだから
番組の核心は、「日本のワインも、こんなに濃厚でパワフルなものが造れるようになった」という驚きでした。その「新樽100%」由来の圧倒的なバニラ香と、完熟ぶどうのリッチな果実味。この個性こそが番組で絶賛された「味」そのものです。爽やかなアルバリーニョや甘口のナイアガラでは、この体験はできません。 - 理由2: ワイナリーの「哲学」が最も詰まった一本だから
「新樽100%」で「樽発酵・樽貯蔵」というのは、醸造技術と資本力(なにせ「いいちこ」の三和酒類です)の結晶です。コストと手間を惜しまず、世界レベルの濃厚な白ワインを造るんだ、という安心院葡萄酒工房の「本気」と「哲学」が、この一本に最も色濃く表れています。 - 理由3: ワイン初心者にも「分かりやすく美味しい」から
ソムリエ的な視点を抜きにしても、「香ばしいバニラの香り」「熟したフルーツの甘み(※辛口ですが)」「リッチな口当たり」というのは、難しいことを考えなくても直感的に「美味しい」と感じやすい要素です。「酸っぱい白ワインは苦手…」という方にこそ、試してほしいですね。
私のおすすめペアリング
このワインは、キリッと冷やして飲むというより、少し高めの温度(10℃~14℃くらい)で、香りを立たせて飲むのがおすすめです。
合わせる料理も、お刺身やカルパッチョよりは、コクのあるクリーム系やバターを使った料理が最高のマリアージュ(相性)を見せてくれますよ。
- 鶏肉のクリーム煮込み
- エビやカニのグラタン
- サーモンのムニエル バターソース
- 濃厚なカルボナーラ
こういった料理の油脂分やクリーミーさを、ワインの持つボリューム感と樽の香りがガッチリと受け止めてくれます。
もちろん、爽やかな『アルバリーニョ』や、記念日を彩る『スパークリング』も素晴らしい選択です。
ですが、「マツコ・デラックスさんが絶賛した、あの衝撃の味わい」を体験し、安心院ワインの実力を知る、という意味では、『シャルドネ・リザーブ』こそが最高の「最適解」だと、私は思います。
\『神の雫』原作者のお墨付き/
各ワインの値段とおすすめの購入方法

飲みたいワインが決まったら、次に気になるのはお値段と買い方ですね。主要なワインの価格目安と、おすすめの購入方法をまとめます。
主要ワインの価格目安(税込)
まずは、今回ご紹介した主要なワインの価格目安を一覧表にしました。選ぶ際の参考にしてみてください。
| ワイン名 | タイプ | 価格目安(税込) | ひと言コメント |
|---|---|---|---|
| シャルドネ リザーブ | 辛口・白(濃厚) | ¥4,333 | 番組の本命。濃厚な樽の香り。 |
| アルバリーニョ | 辛口・白(爽やか) | ¥3,801 | 金賞受賞。爽やかな酸とミネラル。 |
| ナイアガラ | 甘口・白 | ¥3,177 | ジュースのような甘口。初心者にも◎ |
| スパークリングワイン | 辛口・白・発泡 | ¥3,851 | 日本一のスパークリング。お祝いに最適。 |
※価格はあくまでメーカー希望小売価格やECサイトでの実売価格の目安です。ヴィンテージ(収穫年)や販売店、送料によって変動する場合があります。最新の正確な価格は各販売サイトで必ずご確認ください。
おすすめの購入方法
放送直後は入手困難でしたが、現在は比較的安定して購入できます。主な購入方法は、あなたの目的別に以下の3つに分けられます。
1. 三和酒類 公式オンラインショップ(安心感・確実性重視)
製造元である三和酒類(「いいちこ」の会社)が運営する公式ショップです。
メリット: メーカー直送のため品質管理が万全で、100%正規品という安心感があります。新ヴィンテージの発売や、公式サイト限定の希少なワインが手に入ることも。
デメリット: 価格は基本的に定価販売となります。
2. 大手ECサイト(利便性・価格・ポイント重視)
これが一番手軽で、総合的におすすめな方法です。(楽天市場、Yahoo!ショッピング、Amazonなど)
メリット: 多くの酒販店さんが出品しているため、価格を比較して最安値を探せます。楽天ポイントやPayPayポイントなどが貯まる・使えるのも大きな魅力。「あす楽」などの翌日配送サービスに対応しているショップも多く、すぐに欲しい場合にも便利です。
デメリット: 「シャルドネ・リザーブ」のような人気銘柄は、ショップによって在庫切れの場合もあります。
3. 専門酒店・百貨店(相談・現物確認重視)
全国の百貨店の和洋酒売り場や、こだわりのワインを扱う専門酒店でも取り扱いがあります。
メリット: ワインに詳しいスタッフさんに「シャルドネ・リザーブとアルバリーニョの違いは?」などと直接相談しながら選べます。ギフト用のラッピングなども安心してお任せできますね。
デメリット: 必ずしも近所のお店に在庫があるとは限らない点です。
まずは在庫と価格が比較できる大手ECサイトをチェックしてみるのが、一番効率的かなと思います。
\『神の雫』原作者のお墨付き/
ふるさと納税でもらえる?

これ、すごく良い方法なんですが、結論から言うと「もらえます!」。
安心院葡萄酒工房の所在地である、大分県宇佐市(うさし)のふるさと納税の返礼品として、安心院ワインの各種セットがラインナップされています。
宇佐市のふるさと納税については、「宇佐市ふるさと納税公式ホームページ」をご覧ください。
ご存じの方も多いと思いますが、ふるさと納税は、実質2,000円の自己負担で、寄付した自治体から返礼品(この場合は安心院ワイン)がもらえる制度です(※寄付額には所得に応じた上限があります)。 「マツコで話題の高品質なワイン」を、実質的な負担を抑えてお得に試せるチャンスでもありますね。高品質な国産品を探している方と、ふるさと納税制度は非常に相性が良いです。
注意点:返礼品の内容は要チェック
ただし、一つ注意点があります。 「シャルドネ・リザーブ」そのものが返礼品に含まれていることは、稀少(または期間限定)である可能性が高いです。
返礼品の主流は、
- 「スパークリングワイン」の白
- 「ロゼ」のセット
- 「アルバリーニョ」や赤ワイン「メルロー」との飲み比べセット
などになっていることが多いですね。
とはいえ、どれも安心院ワインの実力を示す素晴らしいワインばかり。年末調整や確定申告をされる方は、ぜひチェックしてみてください。ただし、返礼品の内容は頻繁に変わるので、最新の情報は各ふるさと納税サイトで確認してくださいね。
安心院ワイン|マツコの知らない世界で紹介した絶賛の味わいを総括
最後に、この記事でお伝えしてきた「安心院ワイン マツコ」に関する情報を、ぎゅっと総括しますね。
『マツコの知らない世界』での紹介は、安心院ワインの知名度を一気に全国区に押し上げました。でも、それが単なる一時的なブームで終わらなかったのは、ワイナリーが元々持っていた「本物の実力」があったからに他なりません。
『安心院ワイン マツコ』総括ポイント
- 番組: 2018年6月頃の『マツコの知らない世界』「日本ワインの世界」
- 紹介者: 『神の雫』原作者・亜樹直氏
- 本命: 安心院ワイン シャルドネ リザーブ(濃厚・リッチな辛口白)
- 完売: アルバリーニョ(爽やかな辛口白)も人気集中で完売
- 波及: ナイアガラ(甘口)やスパークリング(高品質)も「ハロー効果」で人気に
- 実力: 日本ワインコンクール(スパークリングが部門最高賞)やDWWA(国際コンクール)で、放送後も継続して最高峰の賞を獲得し続けている
- 製造元: 麦焼酎「いいちこ」の三和酒類(高い技術力と信頼性)
色々な銘柄を紹介してきましたが、やはり番組の衝撃を体験するなら、本命の「シャルドネ・リザーブ」が、私の一番のおすすめです。
テレビでマツコさんが絶賛した、あの「日本ワインのイメージが変わる」ほどの濃厚でリッチな味わいを、ぜひ一度ご自身の舌で確かめてみてはいかがでしょうか。
「これが日本のシャルドネか…!」と、きっと素晴らしい驚きと体験になると思いますよ。
\『神の雫』原作者のお墨付き/
