ルーチェのワインに興味があっても、品種の違いや4種類ルーチェの位置づけ、ルーチェ・ブルネッロ ディ・モンタルチーノやセカンドのルチェンテとの違い、そもそも基本情報、特徴や味がわからずどんなワインなのかよくわからないと感じる方は多いです。

- 日本ソムリエ協会認定の現役ソムリエ
- 現役バーテンダーでもあるお酒のプロ
- 家飲みでいかにワインをおいしく楽しむか探求中
- 独自に評価基準を設定しプロ目線でワインを評価
この記事では、ルーチェが持つワインの魅力、価格の目安や、ルーチェのワイン情報、当たり年と年一覧、そして話題のルーチェ30周年記念である2022ヴィンテージの注目点まで、家飲み視点でプロが丁寧に整理します。
また、合うおすすめ料理のヒントや、口コミ・レビューのリアルな声の傾向をまとめ、最後にソムリエから見たプロ評価も紹介します。専門用語はわかりやすく補足しながら解説しますので、初めての方でも安心して読み進めてくださいね。
- ルーチェの基本情報と特徴を初心者向けに整理
- ルーチェ/ルチェンテ/ブルネッロの違いと選び方
- 価格の目安と当たり年一覧、家飲みのコツを解説
- 口コミ傾向とソムリエ監修プロ評価をチェック
| メリット | デメリット |
|---|---|
| ・サンジョヴェーゼとメルローのバランスが絶妙で飲みやすい ・力強さとエレガンスを兼ね備え、特別感がある ・30周年記念の2022年ヴィンテージなど当たり年は熟成ポテンシャルが高い | ・軽めの赤ワインが好みの人にはやや重たく感じる ・価格が高めなので日常的に開けるには負担になりやすい ・若いヴィンテージはデキャンタージュしないと硬さを感じることがある |
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ルーチェ ワインの基本情報と価格の目安、選び方

- 基本情報・特徴・味わいをわかりやすく解説
- 4種類のルーチェと品種の整理
- ルーチェのワイン価格の目安と選び方
- ルーチェの当たり年の目安
- ルーチェ「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」解説
- 表示・規定について
基本情報・特徴・味わいをわかりやすく解説

ルーチェのワインは、イタリア・トスカーナ州モンタルチーノに位置するワイナリー「テヌータ・ルーチェ」が手掛けるフラッグシップワインです。サンジョヴェーゼとメルローという2つの品種をほぼ半分ずつブレンドし、イタリアらしいエレガンスとボルドー的な力強さを融合させたスタイルで知られています。
熟成はフレンチオークのバリックで約24カ月(新樽率80%前後)、さらに瓶内熟成を経て出荷されます。果実味の凝縮感、きめ細やかなタンニン、スパイスや花のニュアンスが幾重にも重なる複雑さが特徴です。
「新樽率80%」とは、熟成に使う樽の80%が新品、20%が一度以上使用した樽であることを意味し、樽香と果実味のバランスを取るための工夫です。
筆者「バリック」は、ワイン熟成用の小さな樽(容量約225L)のことです。熟成が早く進み、しっかり落ち着いたワインに仕上がります。
公式技術資料によれば、モンタルチーノの標高・土壌の多様性がこのワインの奥行きを生んでいます(出典:Tenuta Luce公式サイト)。
ルーチェの基本情報は以下の表のとおりです。
| 項目 | 基本情報 |
|---|---|
| 生産地 | イタリア トスカーナ州 モンタルチーノ |
| 主要品種 | サンジョヴェーゼ50%前後、メルロー50%前後(年により変動) |
| 熟成 | フレンチオークのバリックで約24カ月(新樽約80%)+瓶熟 |
| スタイル | フルボディ、骨格のある赤ワイン、長期熟成ポテンシャルあり |
| 味わい | 濃厚な果実味、シルキーなタンニン、スパイスと花の複雑な香り |
| 提供温度 | 16〜18℃(大ぶりのボルドー型グラス推奨) |
4種類のルーチェと品種の整理


ルーチェの世界観を理解するには、ラインナップ全体を押さえておくと選びやすくなります。下の表は、主要4種類と品種・熟成・位置づけの早見表です。
| 種類 | 主な品種 | 熟成の目安 | 格付け/カテゴリ | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| Luce (ルーチェ) | サンジョヴェーゼ+メルロー | バリック24カ月+瓶熟 | IGT トスカーナ | 力強さとエレガンスの両立 |
| Lucente (ルチェンテ) | メルロー主体+サンジョヴェーゼ | 樽熟約12カ月 | IGT トスカーナ | 食事に合わせやすいセカンド |
| Luce Brunello (ルーチェ・ブルネッロ) | サンジョヴェーゼ100% | オーク樽で24カ月以上 | DOCG ブルネッロ | 厳格で気品あるスタイル |
| Grappa di Luce (グラッパ・ディ・ルーチェ) | 自社ブドウの搾りかす | フレンチオークで3年 | グラッパ(蒸留酒) | 芳醇な蒸留酒 |
特にLucente(ルチェンテ)はセカンドワインとして、ルーチェの世界観をリーズナブルに体験できる位置づけです。果実味が前面に出ており、早飲みが可能。Luceはより構造的で、数年の熟成で開花する複雑さを持ちます。ブルネッロはモンタルチーノのDOCG規定に基づき、サンジョヴェーゼ100%で造られ、クラシカルな気品を湛えています。
イタリアワイン格付けの解説
- DOCG(Denominazione di Origine Controllata e Garantita):イタリア最高位の格付け。「原産地統制保証付」の意で、ブドウ品種・収穫量・熟成方法などが厳しく規定されています。
- DOC(Denominazione di Origine Controllata):DOCGの一歩下の格付け。「原産地統制付きワイン」で、地域と製法がしっかり管理されています。
- IGT(Indicazione Geografica Tipica):地域名を名乗れる格付け。自由度が高く、国際品種のブレンドや革新的なスタイルが可能。スーパータスカンが多くここに分類されます。
ルーチェのワイン価格の目安と選び方


価格はヴィンテージ、輸入元、為替レートにより大きく変動しますが、目安としてLucente(ルチェンテ)は5,000〜7,000円前後、Luceは15,000〜20,000円、ブルネッロは20,000円以上となることが多いです(日本国内正規流通価格、2024年時点)。特に当たり年や高評価ヴィンテージではプレミアムが付くこともあります。
家飲みで選ぶなら、初めての方はセカンドワインのLucenteから始めると失敗が少なく、コストパフォーマンスも優秀です。特別な記念日や贈答用、熟成を楽しむ目的ならLuceやLuce Brunelloを検討すると良いでしょう。
購入時は輸送・保管環境も重視してください。ワインは温度変化に弱く、20℃以上で長期間置かれたものは品質劣化のリスクがあるため、信頼できるワインショップや正規輸入元を通じた購入が安心です。
また、オンライン購入の際はヴィンテージ表記と在庫状態を必ず確認しましょう。購入前の選択ミスはよくあるケースです。
ルーチェの当たり年の目安


ルーチェは毎年造られますが、気候条件が特に良い年は「当たり年」と呼ばれ、よりバランスの取れた仕上がりになります。以下の表は1990年以降の代表的な当たり年の一覧です。
| 年代 | 当たり年 |
|---|---|
| 1990年代 | 1990/1995/1997 |
| 2000年代 | 2001/2004/2006/2007 |
| 2010年代 | 2010/2013/2015/2016/2017/2018/2019 |
| 2020年代 | 2020/2021 |
同じ年でもLuce(ルーチェ)、Lucente(ルチェンテ)、Luce Brunello(ルーチェ・ブルネッロ)では熟成期間や使用するブドウが異なるため、味わいの濃さや香りの複雑さは少しずつ変わります。どれを選んでも当たり年なら品質が高いと考えて良いでしょう。
楽しみ方のポイント
若いヴィンテージ(直近5年以内)は、開けてすぐよりデキャンタージュ(ワインを一度空気に触れさせる)してから飲むと、香りがよく開きます。グラスは口が広めのボルドー型を選ぶと、果実の香りやバニラのような樽のニュアンスを感じやすくなります。



デキャンタがない場合は、ワインを開栓してから1日ほど置いてみましょう。
一方で10年以上熟成した古いヴィンテージは、長時間空気に触れると風味が落ちやすいので、デキャンタージュは短時間だけ、またはグラスに注いでゆっくり楽しむのがおすすめです。
香りのイメージとしては、ブラックチェリーやカシスのような果実の香り、ココアやバニラ、シナモンのような甘いスパイス、さらにタイムやローズマリーのようなハーブのニュアンスが重なり、複雑さが増します。
ルーチェ「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」解説


Luce Brunelloは、モンタルチーノの厳格なDOCG規定のもとで造られるサンジョヴェーゼ100%の赤ワインです。栽培・収穫では健全果の選果が徹底され、醸造では温度管理下での発酵と長めのマセラシオン(※)により、透明感のある果実と緻密なタンニンの抽出を目指します。
果皮や種子を果汁に浸して色素やタンニンを抽出する工程。期間が長いほど色合いと渋みが深くなります。
熟成はオーク樽で24カ月以上、さらに瓶内熟成を経てからリリースされるため、他のトスカーナの赤に比べても「骨格の堅牢さ」「余韻の伸び」「品のある酸」が際立ちます。
香りはチェリー、ブラックベリー、スミレといった赤黒系果実に、スパイス、ハーブ、皮革、葉巻箱のニュアンスが層をなし、若いうちはタイトな印象、時間経過で丸みが現れてくるのが一般的です。
サービス面では、グラスはボウルの大きいタイプを選び、16〜18℃前後を起点に香りの開きに合わせて1〜2℃レンジで微調整すると変化を追いやすくなります。抜栓後すぐは硬質に感じられる場合もあるため、短時間のデキャンタージュまたはグラスでのスワリングと待機で輪郭が整います。
ペアリングは、香味の奥行きと酸の推進力を活かすため、赤身肉のロースト、ハーブときのこのリゾット、長期熟成チーズなどが相性良好です。トマトベースの煮込みも、酸と旨味の同調で相互に持ち味を高めます。
表示・規定について
ブルネッロは原産地呼称の厳格なルールに基づいて生産・表記されます。熟成期間やぶどう品種などの規定は、モンタルチーノの保護協会が公表している生産規約に示されています(出典:Consorzio del Vino Brunello di Montalcino 生産規定)。
家飲み視点では、「若いヴィンテージのブルネッロは食卓で少し時間をかけて楽しむ」意識が満足度を左右します。焦らず温度と空気接触をコントロールし、料理は塩・旨味の軸が明確なものを選ぶと、ワインの精緻さが引き立ちます。
ボトルは横置き・定温で、抜栓の前日移動を避けて沈殿の舞い上がりを抑えると、クリアなテクスチャーを保ちやすくなります。
ルーチェ ワインの評価と口コミ、合わせる料理やセカンドの紹介


- セカンドのルチェンテとの違いを徹底比較
- ルーチェ30周年記念「2022年ヴィンテージ」情報
- 合う料理と家飲みのおすすめマリアージュ
- 口コミ・レビューのリアルな声
- 現役ソムリエから見たプロ評価【総合評価4.0点(5点満点)】
- まとめ|購入前に押さえるルーチェ ワインのポイント
セカンドのルチェンテとの違いを徹底比較


Lucenteは、同じモンタルチーノの畑由来ながら、メルロー主体(おおむね75%前後)にサンジョヴェーゼをブレンドし、樽熟は約12カ月に抑えて早い段階から楽しめるスタイル。果実の可飲性とテーブルでの汎用性に焦点を当てており、ブラックチェリーや熟したプラム、カシスの充実した果実感に、ほのかなスパイスとココアのニュアンスがのる、親しみやすい味わいが多い傾向です。
タンニンはきめ細かく、中盤からフィニッシュにかけて丸みのある口当たりが残ります。価格レンジもファーストに比べて抑えられやすく、家飲みの主力として「買いやすい一本」になりやすいのが魅力です。
対してLuceは、サンジョヴェーゼとメルローを要に、新樽比率の高いフレンチオークで24カ月熟成という設計が象徴するように、凝縮度・テクスチャーの緻密さ・余韻の長さで頭ひとつ抜ける存在です。若いうちはスパイスやロースト由来の香味が前景化し、時間とともに花やビターアーモンド、杉、チョコレートへとディテールが重なっていきます。
食卓では、脂と旨味の強い料理(赤身肉のロースト、煮込み、熟成チーズ)に合わせると、ワインの厚みが料理のボリュームを受け止め、余韻の複雑さが料理の後味を引き伸ばしてくれます。
| 項目 | Lucente(セカンド) | Luce(フラッグシップ) |
|---|---|---|
| ブレンドの傾向 | メルロー主体+サンジョヴェーゼ(年により比率調整) | サンジョヴェーゼ+メルロー(年ごとに最適化) |
| 熟成設計 | 樽熟約12カ月で早期から親しみやすい | 新樽比率高めで24カ月+瓶熟、奥行きとポテンシャル |
| 味わいの重心 | 果実の親近感、滑らかなタンニン | 凝縮感、精緻な骨格、長い余韻 |
| 家飲みの使い分け | 日々の食卓や持ち寄りに万能 | 記念日・ギフト・ゆったり味わう夜に最適 |
選び分けの実務的ポイントとして、「普段の日はLucente、特別な日はLuce」と覚えると迷いにくくなります。温度は両者とも16〜18℃を起点に、Lucenteはやや低めでも果実が活き、Luceは温度と空気接触でディテールが開くため、注ぎ足しながらゆっくり上げていくと表情の変化を楽しめます。
いずれも大ぶりのボウル形状が香りのレイヤーを受け止め、家飲みでも満足度の高い体験を得られます。
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ルーチェ30周年記念「2022年ヴィンテージ」情報


2022年は、テヌータ・ルーチェにとって特別な節目である30周年を迎えた年です。公式サイトでも「30 Vintages」という特設ページが公開され、1993年の初ヴィンテージからの歩みを振り返る特集が組まれています。2022年の生育期は、トスカーナでも暑く乾燥した夏でしたが、ルーチェの畑は高地に位置しているため昼夜の寒暖差が確保され、果実に十分な酸が残ったと報告されています(出典:Tenuta Luce 公式技術資料)。
2022年ヴィンテージのルーチェは、まずグラスに注いだ瞬間から濃いルビー色が印象的で、香りは完熟したブラックチェリーやカシスに、バニラやシナモンの甘いスパイスが重なります。さらに、ほんのりローズマリーのようなハーブ感とビターチョコを思わせる深みが感じられ、複雑で奥行きのある香り立ちです。
味わいは凝縮感がありながらも滑らかで、シルクのようなタンニンが口の中で優しく広がります。酸味がワイン全体をきりっと引き締め、余韻は長く、ダークベリーやカカオのニュアンスがしばらく続きます。
飲み方のヒント
開けてすぐでも楽しめますが、30分ほどデキャンタージュすると香りがより華やかに。ボルドー型グラスで16〜18℃前後がベストです。
専門誌の評価も高く、Wine Advocateでは93〜95点、James Sucklingでは95点と高得点がつけられています。品質の高さと特別感を兼ね備えた一本です。
2022年ヴィンテージは比較的若いうちから楽しめる設計ですが、数年の熟成でさらに複雑さが増すポテンシャルがあります。記念日や特別なディナーに合わせて、あえてセラーで寝かせておくのもおすすめです。
合う料理と家飲みのおすすめマリアージュ


ルーチェと料理のペアリングは、味わいの重心とワインの持つ酸・タンニンの強さを考慮することがポイントです。Luceはフルボディかつ骨格のしっかりした赤なので、牛肉のローストやステーキ、ビーフシチュー、ラムチョップなど、旨味と脂のバランスが豊かな料理と好相性です。Lucenteはミディアム〜フルボディ寄りで、ややカジュアルな料理とも合わせやすく、トマトソースのパスタやハンバーグ、ピザなどとも調和します。
具体的なマリアージュ例
- 和食:すき焼き、牛すじ煮込み、味噌仕立ての鍋料理
- 洋食:赤ワイン煮込み、ラザニア、ボロネーゼ
- チーズ:熟成コンテ、パルミジャーノ・レッジャーノ
サーブ温度は16〜18℃を目安とし、夏場は軽く冷やして温度を落ち着かせるとバランスが取れます。グラスはボルドー型を推奨し、香りが立ちやすい形状を選ぶと、家飲みでも本格的なテイスティング体験が可能です。若いヴィンテージは15〜30分程度のデキャンタージュで香りが開き、余韻の広がりを感じやすくなります。
料理とワインの「重さ」を合わせることがマリアージュ成功の秘訣です。ワインが勝ちすぎると料理がぼやけ、逆に料理が強すぎるとワインが負けてしまいます。料理のソースや脂の量を意識し、ペアリングを組み立てましょう。
口コミ・レビューのリアルな声
ルーチェやその他の種類について、SNSにアップされた口コミ・レビューをご紹介します。
海外レビューサイトVivinoでは、Luceについて「凝縮感のある黒系果実」「スパイシーで複雑」「長い余韻」というコメントが多く見られます。Lucenteでは「果実味が前面に出て親しみやすい」「デイリーワインとして優秀」といった声が多く、コストパフォーマンスの高さが支持されています。また、Luce Brunelloについては「酸とタンニンのバランスが良い」「熟成すると美しく花開く」との評価が寄せられています。
プロのワイン評論家による点数評価も参考になります。James SucklingやWine Spectator、Decanterといった主要メディアでは、近年のLuceが軒並み90点以上の高得点を獲得しており、特に2016、2019、2022ヴィンテージは「クラシカルで長期熟成に耐えるポテンシャル」と評されています。
口コミやレビューでは「フルボディ」「しっかりしたタンニン」「果実味が豊か」など、味わいを表すキーワードが頻出します。これらのワードを手掛かりに、あなたの好みに合うかどうかを検討しましょう。
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現役ソムリエから見たプロ評価【総合評価4.0点(5点満点)】


現役ソムリエの視点から独自評価基準に基づき、ルーチェの味わいを8つの要素で総合評価しました。
ルーチェはデイリーで飲める価格ではないため、少し厳しめの評価をしています。とはいえ、特別な日にご自宅で開ける1本としては価格も手が届きやすい範囲で、かなりおいしいワインとしておすすめです。特別な日に選ぶワインの参考にしてみてください。
| 評価項目 | 点数 | コメント |
|---|---|---|
| Body(ボディ) | 4.0 | しっかりとしたフルボディで厚みがありながら、果実味が豊かで飲みやすさも両立しています。 |
| Sweetness(甘味) | 4.0 | 熟したプラムやダークチェリーのような自然な甘味が感じられ、全体をまろやかにまとめます。 |
| Acidity(酸味) | 3.5 | 穏やかで丸みのある酸味が特徴。果実味を引き立て、バランスの取れた味わいを形成します。 |
| Tannin(タンニン) | 4.0 | きめ細かく溶け込んだタンニンが心地よく、渋みが強すぎないため料理と合わせやすいです。 |
| Alcohol(アルコール感) | 4.5 | 高めの度数ながらアルコール感はまろやか。ボリュームを感じつつも口当たりはスムーズです。 |
| Complexity(複雑さ) | 4.0 | 果実、スパイス、ほのかなハーブが重なり合い、時間とともに多層的な味わいが楽しめます。 |
| Aroma(香りの強さ) | 4.0 | 熟したチェリーやカシス、スパイス、バニラ香が広がり、グラスに注いだ瞬間から華やかです。 |
| Finish(余韻の長さ) | 3.5 | 30秒前後続く余韻。スパイスと果実感が心地よく残り、次の一口を誘います。 |
| 総合評価 | 4.0 / 5.0 | 家飲みにも十分な満足感があり、特別な日にも活躍する万能タイプ。 |
まとめ|購入前に押さえるルーチェ ワインのポイント
- ルーチェはサンジョヴェーゼとメルローの調和が魅力で、イタリアを代表するスーパータスカンの一つ
- 4種類ルーチェの個性を知れば、日常用から特別な日用まで幅広く選択できる
- Lucenteは果実味が豊かでカジュアルな家飲みに最適、初心者にもおすすめ
- Luceは熟成ポテンシャルが高く、ギフトやコレクションにも適する高級レンジ
- Luce Brunelloはサンジョヴェーゼ100%の厳格なDOCGワインで、長期熟成向き
- 当たり年は1990、1995、1997、2015、2016、2019、2020、2021などが高評価
- 価格は国や輸入元、ヴィンテージで差があるため、比較購入が重要
- 2022年は30周年記念ヴィンテージとして注目され、セラー保存する価値も高い
- 温度管理は16〜18℃、ボルドー型グラスで香りを最大限引き出す
- 若いヴィンテージは15〜30分のデキャンタージュで風味が開く
- 濃厚な肉料理やチーズと合わせるとマリアージュ効果が高い
- 口コミとプロ評価を参考に、自分の好みに合うか確認してから購入
- オンライン購入では正規輸入品と保存状態の良いショップを選ぶ
- ギフト利用時はラベルや30周年要素を活かして演出すると喜ばれる
- まずはLucenteでエントリーし、次にLuceで世界観を体験するのが王道
参考リンク
Tenuta Luce 公式サイト / Luce 技術資料リンク集 / Luce 2021 テックシート / Lucente 2022 公式解説 / Luce Brunello 技術資料
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