ケンゾーワイン「リンドウ」の価格と評判|ソムリエから見るリアルな評価

ワインボトルとグラスとブドウ

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ワイン好きの間でずっと注目を集めている「rindo(リンドウ)」は、ケンゾーエステートが手がける高級赤ワインです。この記事では、ケンゾーエステートを代表するrindoの価格を中心に、定価や最適な入手ルート、当たり年ごとの違いまで詳しく解説します。どこで購入するのが最適か、価格に見合った価値があるのかを判断するための情報もしっかり解説します。

プロフィール画像
  • 日本ソムリエ協会認定の現役ソムリエ
  • 現役バーテンダーでもあるお酒のプロ
  • 家飲みでいかにワインをおいしく楽しむか探求中
  • 独自に評価基準を設定しプロ目線でワインを評価

現役ソムリエから見たプロの評価と注目ポイント、rindoの基本情報、そもそも「ケンゾーエステートのワイン って何?」という素朴な疑問にもお答えします。あわせて、どんな味なのか、使用されている品種、rindo(=紫鈴)とはどういう意味かといった、初めてrindoを知る人にもわかりやすい内容です。

また、実際にriodoを飲んだ人の口コミや、ケンゾーエステートが手がける最も人気の白ワイン「あさつゆ」も紹介。さらに、手に入りにくいrindoの購入方法、カプコン創業者との関係など、ケンゾーエステートの背景にも踏み込んだ情報まで解説します。

当記事を最後までご覧いただければ、購入前に知っておきたいポイントがすべて把握でき、rindoをよりおいしく味わっていただける構成となっています。

おすすめする人おすすめしない人
・特別な日に高級ワインを楽しみたい人
・香りや余韻の変化をじっくり味わいたい人
・重厚で飲みごたえのある赤ワインが好みの人
・ワインをギフトや接待用に選びたい人
軽くてフレッシュなワインが好きな人
渋みやアルコール感が苦手な人
開けてすぐ気軽に飲みたい人
予算が10,000円以下の人
記事のポイント
  • rindoの定価や購入ルートごとの価格差
  • 当たり年による価格の変動と特徴
  • プロによる味わいや香りの評価ポイント
  • ケンゾーエステートとワインの背景情報
目次

ケンゾーワイン「リンドウ」の価格の目安と相場感

ケンゾーワイン「リンドウ」の価格の目安と相場感
  • 現在の定価はいくら?入手ルート別に比較
  • 当たり年ごとの価格差と特徴
  • 現役ソムリエから見たプロ評価【総合評価4.5点(5点満点)】と注目ポイント
  • 家飲みにも最適な理由とは?
  • ネット購入で気をつけたいポイント

現在の定価はいくら?入手ルート別に比較

現在の定価はいくら?入手ルート別に比較

rindoの購入を検討する際には、定価だけでなく入手ルートによる価格差や利便性を把握しておくことが重要です。価格は一見どこでも同じように思えるかもしれませんが、購入方法によって費用や手間、品質管理の面で大きな違いが出てきます。

まず、日本国内の正規ルートとして最も信頼性が高いのは、ケンゾーエステートの公式オンラインショップです。

定価での販売となるため、割引などはありませんが、品質や保管状態が保証されており、贈答用や特別な日に向けた購入に適しています。一方で、会員登録が必要であり、最短でも注文から数日〜1週間程度の納期がかかる点には注意が必要です。

次に楽天やAmazonなどのECサイトでは、販売者によって価格や配送スピードに差が見られます。

タイミングによっては定価より高くなる場合もありますが、クーポンやポイント還元などの特典が受けられることもあり、総額で見るとお得に入手できることもあります。ただし、中古品や並行輸入品が混在していることがあるため、購入前に販売元の信頼性をよく確認することが必要です。

また、百貨店やワイン専門店では、実際に商品を確認してから購入できるメリットがあります。

ただし、在庫が限られていることが多く、価格も高めに設定されていることがあります。特に人気のヴィンテージの場合、取り扱いがないことも珍しくありません。

以下に、入手ルート別の価格や特徴を比較表でまとめました。

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購入ルート価格(税込)特徴注意点
公式オンラインショップ約15,950円(750ml)正規ルートで品質管理が万全会員登録が必須、配達までに日数が必要
楽天・Amazonなど15,000円~22,000円ポイント還元あり、即日発送も可能並行輸入や保管状態に差がある場合がある
百貨店・専門店17,000円~23,000円実物を確認できる安心感取り扱いがない可能性、価格はやや高め

このように、どの入手ルートにもメリットとデメリットが存在します。目的や予算に応じて、最適な購入先を選ぶことが大切です。


当たり年ごとの価格差と特徴

当たり年ごとの価格差と特徴

rindoはヴィンテージ(収穫年)ごとに味わいや評価が大きく変わるワインです。そのため、どの年のボトルを選ぶかによって、価格にも差が出てきます。

筆者

価格の違いは、単に年数が経っているから高いというわけではありません。

ナパ・ヴァレーにおける天候条件や収穫量、そして専門家からの評価によって、人気と希少性が左右されるためです。特に評価の高い「当たり年」は人気が集中し、流通価格も上がる傾向にあります。

たとえば、rindoの中でも特に評価が高いのは2014年、2018年、2020年。いずれもワイン評価機関から97〜98点の高スコアを獲得しており、プロの間でも完成度の高さが認められています。このようなヴィンテージは、市場でのプレミア価値がつき、定価よりも高値で取引されることが珍しくありません。

一方で、近年の若いヴィンテージ(例:2021年)は、フレッシュな味わいが魅力ですが、長期熟成による変化が少ないため、やや落ち着いた価格帯となっています。ただし、将来的に評価が上がる可能性もあるため、投資的な観点で選ぶ愛好家もいます。

rindoの受賞歴

【2019 Jeb Dunnuck 94点】
【2019 Wine Adovocate 92点】
【2018 Jeb Dunnuck 94点】
【2018 Wine Enthusiast 94点】
【2018 Wine Adovocate 93+点】
【2017 Wine Adovocate 93+点】
【2017 Wine Enthusiast 93点】
【2016 Wine Enthusiast 92点&Best of Year Review】
【2015 Wine Enthusiast 95点&セラ―セレクション】
【2015 Vivino Wine Style Awards トップ・カリフォルニア・レッドブレンド】
【2014 Vivino Wine Style Awards トップ・カリフォルニア・レッドブレンド】
【2013 James Suckling 93点】

※引用出典:しあわせワイン倶楽部

以下は、ヴィンテージごとの傾向と参考価格をまとめた表です。

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ヴィンテージ評価点数
(vivinoサイト)
特徴市場価格(税込)※参考入手難易度
2021年4.3フルーティで若々しく、今すぐ楽しめる約15,950円(定価)
2020年4.4熟成のポテンシャルが高く複層的でスパイシーな香り約28,000円〜
2018年4.4果実味とバランスの完成度が非常に高い約30,000円〜
2014年4.4長期熟成型で落ち着いた味わい約35,000円〜
評価参考:vivino(ヴィヴィーノ) ※現在、2014年は一般市場に出回っていません

このように、どのヴィンテージを選ぶかは、飲みたいタイミングや目的に応じて変わってきます。熟成を楽しみたい方は過去の当たり年を、今すぐ楽しみたい方は比較的新しい年を選ぶと良いでしょう。


現役ソムリエから見たプロ評価【総合評価4.5点(5点満点)】と注目ポイント

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項目評価点数コメント
Body(ボディ)4.5点熟した果実の凝縮感としなやかさを兼ね備え、フルボディでありながらエレガントな仕上がり。
Sweetness(甘味)4.0点完熟したプラムや干しブドウのような自然な甘みが感じられ、心地よい。
Acidity(酸味)3.5点酸は控えめながら、果実味を引き立てる役割をしっかり果たしている。
Tannin(タンニン)4.5点きめ細かく柔らかいタンニンが全体を包み込み、心地よい渋みとして表現されている。
Alcohol(アルコール感)4.0点15.2%と高めだが、しっかりとボディと調和し、アルコールの角は感じにくい。
Complexity(複雑さ)4.5点スパイス、杉、黒果実などの香りと味わいが層を成し、飲むほどに表情を変える。
Aroma(香りの強さ)4.5点ブラックチェリーやセージ、杉の香りなどが立ち上がり、深みと広がりを演出。
Finish(余韻の長さ)4.0点丸みを帯びた果実味とスパイス感が、口内にしばらく残り余韻を楽しませてくれる。
rindo 2021年を独自評価基準により点数化

rindoは、ナパ・ヴァレーの中でも「エレガンスとバランス」を重視して造られたボルドーブレンドです。プロのソムリエやワイン専門家たちがrindoを高く評価する理由は、その味わいの完成度だけでなく、背後にある造り手の哲学や畑の個性にあります。

rindoの最大の強みは、多様な区画から収穫された5種のブドウを丁寧にブレンドし、個性を活かしながら調和を実現している点です。特にカベルネ・ソーヴィニヨンの力強さ、メルローの柔らかさ、プティ・ヴェルドやカベルネ・フランの複雑さが融合し、奥行きのある味わいに仕上がっています。タンニンはしなやかでありながら豊かで、長い余韻が残るため、熟成にも耐える造りになっています。

筆者

また、プロが注目するもう一つのポイントは、香りの変化です。

注いでから時間を置くことで、グラスの中で香りが開き、ブラックチェリーやプラム、スパイス、ヒマラヤスギのような木の香りなど、次々に新たなアロマが立ち上がります。この「進化する香り」は、評価の高い高級ワインに共通する特徴であり、rindoがプロから支持される理由の一つでもあります。

一方で、注意点としてはアルコール度数がやや高め(15.2%)であることです。食中酒として楽しむ際には、料理との相性をしっかり考える必要があります。また、若いヴィンテージではタンニンがやや強く出る場合もあるため、飲むタイミングや温度管理が重要になります。

いずれにしても、rindoは「価格以上の体験」ができるワインとして、多くのプロからも推奨される1本です。特別な日の食卓に、あるいは大切な人へのギフトとしても自信を持って選べるワインと言えるでしょう。

家飲みにも最適な理由とは?

家飲みにも最適な理由とは

rindoは、高級ワインとしての品格を持ちつつも、自宅でじっくりと楽しめる「家飲み向きのワイン」としても高い評価を受けています。価格帯から特別な日の印象が強いワインですが、実際には家庭の食卓にも自然に馴染む柔らかさと親しみやすさを兼ね備えています。

その大きな理由の一つは、飲みやすさです。rindoは重厚なボルドーブレンドでありながら、タンニンは非常にきめ細かく、口当たりも滑らかです。飲み疲れせず、料理との相性も良いため、自宅でゆったりとワインを楽しみたい人にとっては非常に扱いやすいワインです。

また、rindoは香りや味わいが時間と共に変化していく特徴があります。グラスに注いでから少し時間を置くことで、華やかな香りが次第に広がり、奥行きのある果実味とスパイスが感じられるようになります。この“ゆるやかな変化”は、レストランのペアリングでは体験しづらい、家飲みならではの楽しみ方と言えるでしょう。

たとえば、豚の角煮やすき焼きといった和食のコク深い料理とも好相性です。高級ワイン=洋食というイメージがあるかもしれませんが、rindoは醤油や黒糖を使った味付けにも自然に溶け込み、むしろ引き立て役になる場面もあります。

筆者

このように言うと、家で飲むにはもったいないと感じるかもしれません。

ですが、ワインの魅力はラベルや価格だけでは測れません。時間をかけて味わうことで、rindo本来の多層的な個性に出会うことができるため、自宅でゆっくり楽しむには最適なのです。形式にとらわれず、リラックスした空間でrindoを開けてみる。これこそが、贅沢な「家飲み体験」と言えるのではないでしょうか。

\今日はちょっと良い日に!rindoで贅沢な家飲みを/


ネット購入で気をつけたいポイント

ネット購入で気をつけたいポイント

現在、rindoを購入する手段としては、ネット通販が主流になっています。しかし、ワインという繊細な商品の特性上、ネット購入にはいくつか注意点があります。見た目では判断できないリスクもあるため、事前に知っておくことが大切です。

まず、信頼できる販売元かどうかを確認しましょう。公式オンラインショップや直営店舗が運営するECサイトであれば品質は保証されていますが、個人販売や正規ルートでないショップでは、保管状態や輸送中の温度管理が不十分なケースも見られます。rindoのように熟成によって味が変化するワインは、管理状態がそのまま品質に直結します。

また、価格にも注意が必要です。人気のヴィンテージになると、相場より大幅に高い価格が付いている商品もあります。これは需要の高さや希少性によるものですが、中には輸入手数料や中間マージンを過剰に上乗せしている販売業者も存在します。最安値だけを基準にせず、価格と信頼性のバランスで判断することが肝心です。

そしてもう一点、配送方法にも目を向けてください。特に夏季(5月〜10月)はクール便の利用が推奨されます。ワインは高温に弱く、30度を超えるような状況下ではわずか数時間でも品質が劣化する可能性があります。商品ページに「クール便対応」や「温度管理」といった記載があるかをチェックし、必要に応じてオプションを選択しましょう。

以上のように、ネット購入は便利な反面、選び方によってはリスクも伴います。だからこそ、安心してrindoを楽しむためには、価格や販売元だけでなく、保管・配送・信頼性の全体を見て判断することが求められるのです。

ケンゾーワインの代表作「リンドウ」の価格に勝る魅力と最適な購入方法

ケンゾーワインの代表作「リンドウ」の価格に勝る魅力と最適な購入方法
  • 基本情報とケンゾーエステートの位置づけ
  • どんな味?味わいと香りの特徴
  • ブレンドされている品種とは
  • 「紫鈴」とはどういう意味なのか
  • ケンゾーエステートとカプコンの関係
  • あさつゆとの違いと選び方のヒント
  • 店舗購入とオンライン購入の違い

基本情報とケンゾーエステートの位置づけ

基本情報とケンゾーエステートの位置づけ

rindoは、カリフォルニア州ナパ・ヴァレーの銘醸地であるケンゾーエステートが手がける赤ワインで、フラッグシップのひとつに位置づけられています。日本人オーナー・辻本憲三氏(カプコン創業者)によって立ち上げられたこのワイナリーは、「世界最高峰のワインを造る」という理念のもと、品質に徹底的にこだわった生産を行っています。

rindoは、エレガンスと複雑さを兼ね備えたボルドーブレンドでありながら、日本人の感性に合う繊細さも持ち合わせています。カベルネ・ソーヴィニヨンを中心とした5品種を用い、ケンゾーエステートの多様な畑の個性を1本に凝縮して表現している点が最大の特徴です。

以下に、2021年ヴィンテージの基本情報をまとめました。

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項目基本情報
タイプ赤・辛口
テイストフルボディ
今回のヴィンテージ2021年
生産地アメリカ / カリフォルニア州 / ナパ・ヴァレー
生産者ケンゾー エステート
土壌粘土質・火山性土壌など、区画ごとに異なる
ブドウ品種カベルネ・ソーヴィニヨン49%、メルロー31%、プティ・ヴェルド11%、カベルネ・フラン5%、マルベック4%
アルコール度数15.2%
熟成方法フレンチオーク樽(新樽50%、旧樽50%)で20ヶ月熟成
主な受賞歴CWA 97点(2020)、The Wine Enthusiast 95点(2015)など

ケンゾーエステートは、畑の区画ごとに個性を活かし、40以上のロットからブレンドするという非常に丁寧な造りを行っています。rindoはその中でも、土地の多様性を最も分かりやすく表現したワインとして、多くのワイン愛好家やプロフェッショナルから支持されています。

高評価を維持しながら、和食にも合わせやすい柔軟性を持つrindoは、ケンゾーエステートの理念と実力を体現した存在と言えるでしょう。

どんな味?味わいと香りの特徴

どんな味?味わいと香りの特徴

rindoは、一口目からその奥深さが伝わってくる赤ワインです。重厚な印象を持ちながらも、香り・味・余韻のすべてが丁寧に造られており、単なる「濃いワイン」では終わらない魅力を持っています。

開栓直後にまず感じるのは、ブラックチェリーやプラム、カシスといった黒系果実の香りです。そこにスギの木やリコリス、ブラックペッパーなどのスパイス香が重なり、グラスを回すたびに印象が変化します。まるで、ひとつのワインの中に複数の物語が詰まっているかのようです。

味わいは非常に滑らかで、タンニン(渋み)は細かく丸く整えられており、飲み心地にストレスを感じることはありません。果実味は豊かですが、甘ったるさはなく、酸味とのバランスが絶妙です。さらに、しっかりとした骨格がありながら、飲み疲れしない軽やかさも持ち合わせています。

このような特徴から、rindoは「パワフルで上品」という二面性を楽しめるワインと言えるでしょう。たとえば、時間が経つにつれてスパイス感が穏やかになり、代わりにチョコレートやドライフルーツのような甘やかな香りが立ち上がるなど、グラス内での変化も大きな魅力のひとつです。

言ってしまえば、ただ「おいしい」だけでは語れない、奥行きのある味わい。ワインに少しずつ慣れてきた人ほど、この繊細な変化の面白さを感じられる1本となるでしょう。

\今日はちょっと良い日に!rindoで贅沢な体験を/

SNS・口コミのリアルな声

SNSに投稿されているrindoのリアルな声をご紹介します。おいしくない、高いなどの悪い口コミは見当たりませんでした。

ブレンドされている品種とは

ブレンドされている品種とは

rindoは、ボルドースタイルをベースとしたブレンドワインであり、5種類のぶどう品種を使用して造られています。この複数の品種を組み合わせることで、単一品種では出せない奥深さや調和の取れた味わいを実現しています。

中心となるのは、カベルネ・ソーヴィニヨンです。力強い骨格と豊富なタンニン、長い余韻を生み出すこの品種が、rindoのベースを形作っています。そしてそこに、メルローが加わることで、全体に丸みや柔らかさが生まれ、飲みやすさが格段に向上します。

さらに、プティ・ヴェルドが香りの奥行きとスパイシーさを与え、カベルネ・フランはエレガントで繊細なニュアンスを追加。最後に少量使われるマルベックは、ワイン全体の色調を濃くし、果実味をさらに引き立てる役割を果たします。

こうしたブレンドは、単なる技術ではなく、ケンゾーエステートが持つ畑ごとの個性を活かすための「表現方法」です。畑はすべて自社管理されており、区画ごとに異なる土壌や気候条件に応じて、それぞれの品種が最適なバランスで育てられています。

このように、多品種をバランスよく融合させることで、rindoは力強さと繊細さ、果実味と酸味の調和をすべて一つにまとめ上げたワインとして完成しています。単一品種では到達できない深みが、そこには確かに存在しています。


rindo=リンドウ=紫鈴)とはどういう意味なのか

リンドウ(紫鈴)とはどういう意味なのか

「rindo(紫鈴)」という名前には、日本人ならではの繊細な感性と自然への敬意が込められています。これは単なる商品名ではなく、ワインに対する思想や美学を表す象徴的な言葉です。

まず、「紫」はrindoの深い赤紫色の液体を思わせる色彩から取られており、高貴さや神秘的な美しさを象徴しています。一方で「鈴」は、日本文化において静かな音色を奏でる小さな楽器として知られており、控えめながらも心に響く存在感があります。

この二文字を組み合わせた「紫鈴」は、まさにrindoというワインのキャラクターそのものです。開けた瞬間に広がる華やかさ、飲み進めるほどに感じられる深みと落ち着き、そして最後に残る余韻の美しさ――それらすべてが、「鈴の音が静かに響くような余韻」に通じているのです。

また、ケンゾーエステートの創業者が日本人であることも、このネーミングに深い意味を与えています。ワイン造りという西洋の文化の中に、日本の「静けさ」や「奥ゆかしさ」を持ち込むという姿勢が、この名前には表現されていると言えるでしょう。

つまり、「紫鈴」という言葉には、単に“高級な赤ワイン”というだけではない、感性と哲学を宿した静かな美しさが込められているのです。それを知ったうえで味わうことで、rindoの魅力はさらに深く、印象的なものになるでしょう。

ケンゾーエステートとカプコンの関係

ケンゾーエステートとカプコンの関係

ケンゾーエステートとカプコンは、一見すると全く異なる業界に見えるかもしれません。しかし、実はこの両者の間には明確なつながりがあります。それは、カプコンの創業者・辻本憲三氏が、ケンゾーエステートのオーナーであるという事実に由来します。

辻本氏は、日本を代表するゲーム企業・カプコンを一代で築き上げた実業家として知られています。『ストリートファイター』や『バイオハザード』など、世界的に人気のあるタイトルを数多く手がけた立役者です。そんな彼が、事業家として次に選んだ挑戦が「世界最高峰のワインを造る」という壮大なプロジェクトでした。

その舞台となったのが、カリフォルニア州ナパ・ヴァレー。世界的なワイン銘醸地に広大な土地を取得し、2000年代初頭から土壌改良やブドウ栽培に着手。最新の設備と、著名な醸造家を招き入れ、10年以上の年月をかけてワイナリーを完成させました。それが、ケンゾーエステートです。

ここで重要なのは、ケンゾーエステートが単なる「趣味の延長」ではなく、カプコンで培われた経営哲学や世界戦略が、ワイン事業にも活かされているという点です。品質への妥協を一切許さず、世界中のワイン市場に向けてブランド展開している姿勢は、ゲーム事業と共通しています。

このような背景から、ケンゾーエステートとカプコンの関係は「創業者を通じた思想と哲学の接続」と言えるでしょう。エンタメ業界とワイン業界という異分野をまたぐ挑戦は、まさに“プロダクトへの情熱”が原動力となっていることの証でもあります。


「あさつゆ」との違いと選び方のヒント

あさつゆとの違いと選び方のヒント

ケンゾーエステートのワインには、rindo以外にもさまざまな銘柄が存在します。その中でも特に比較されやすいのが、白ワインの代表格であるあさつゆ(Asatsuyu)です。この2本は造り手こそ同じですが、味わい・用途・印象が大きく異なります。

まず、rindoは赤ワインで、ボルドースタイルのフルボディ。果実の濃厚さや複雑な香り、長い余韻が魅力で、肉料理や濃い味の料理と好相性です。一方で、あさつゆはソーヴィニヨン・ブラン主体の白ワインで、清涼感のある酸味と柑橘系の香りが特徴。和食や魚料理、さっぱりとした前菜などに合わせやすく、食中酒としても非常に優れています。

たとえば、rindoはゆっくりと時間をかけて楽しむ「余韻を味わうワイン」であるのに対し、あさつゆは一口目の香りとみずみずしさが印象的な「爽やかに飲めるワイン」という位置づけです。そのため、季節やシーンによって最適な選択が変わってきます。

夏の暑い日や軽めのランチにはあさつゆ、冬のディナーや記念日にはrindo。こうした場面ごとの使い分けを意識することで、どちらの魅力も最大限に引き出すことができます。

また、価格帯も近いため「まずどちらか1本から試したい」という方には、自分の食の好みに合わせて選ぶのが最も確実です。魚や和食が多い方はあさつゆ、肉料理や洋食が中心の方はrindo。こうした視点から選ぶことで、失敗のないワイン選びが可能になります。


店舗購入とオンライン購入の違い

店舗購入とオンライン購入の違い

rindoのような高級ワインを購入する際、多くの人が迷うのが「店舗で買うか、オンラインで買うか」という点です。それぞれにメリットと注意点があるため、違いを理解して自分に合った方法を選ぶことが大切です。

まず、店舗購入の最大の魅力は“安心感”と“即時性”です。実際に商品を手に取り、スタッフに相談しながら選べるため、ワインに詳しくない方でも納得して購入できます。ラッピングや温度管理された保管状態が保証されている点も安心材料の一つです。また、急ぎで必要な場合にはその場で受け取れるという利便性もあります。

ただし、店舗によっては在庫が少ないことや、rindoのような希少な銘柄はそもそも取り扱いがない場合もあります。さらに、価格は定価またはやや高めに設定されているケースが多く、店舗ごとのサービス料が加算されることもあるため、コスト面ではやや割高になる傾向があります。

一方で、オンライン購入は手軽さと価格の選択肢が広いのが特徴です。複数のショップを比較でき、ポイント還元や割引クーポンなども活用すれば、お得に購入できる可能性があります。特に公式オンラインショップや信頼できるECモールでは、品質保証付きでの購入が可能です。

ただし、保管・配送の状態によっては、ワインのコンディションに差が出ることも。夏季はクール便を指定する、購入先の評価をチェックするなど、一定のリスク管理が必要になります。

このように考えると、「すぐに使いたい」「直接相談したい」といった目的がある場合は店舗購入が向いており、「価格重視」「自宅でじっくり選びたい」場合にはオンライン購入が適しています。どちらが正解ということはありませんが、シーンや目的に応じて使い分けるのが賢明な選択と言えるでしょう。

ワイン リンドウ 価格の全体像を総まとめ

  • 正規価格は公式オンラインショップで約15,950円
  • 楽天・Amazonは15,000円〜22,000円と価格幅がある
  • 百貨店では在庫が少なく17,000円以上になることが多い
  • 定価購入は品質保証がある反面、配送に時間がかかる
  • ECサイトはポイント還元などで実質価格が下がることもある
  • 並行輸入品は安いが、保管状態に注意が必要
  • ヴィンテージにより価格は大きく変動する
  • 2018年・2020年は高評価で価格も高騰傾向
  • 若い年のヴィンテージは比較的入手しやすい
  • ソムリエ評価は総合4.5点と非常に高評価
  • 味わいはフルボディながらもエレガントで滑らか
  • 家飲みにも向いており、和食との相性も良い
  • オンライン購入時は販売元の信頼性が重要
  • クール便対応の有無も品質に直結するポイント
  • ケンゾーエステートの思想が詰まったフラッグシップワイン

*20歳未満の飲酒は禁止されています

ワインボトルとグラスとブドウ

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